土地を共有している場合など、その時の自分の持っている部分を「持分」と呼びます。何分の一という形で登記されています。一部の権利ではありますが、その持ち主が独自に処分することは可能です。通常の不動産のように相続することもありますし、売買することもあります。

もちろん贈与することも可能です。新たな第三者に対して処分することもありますが、現在の共有者に売ったり贈与したりということもあります。そのような権利の移転があった場合には、後で複雑にならないようにそのたびに持分移転登記をきちんとしておく必要があります。

不動産の利回り相場は8から10%

投資方法の一つとしてアパートなどの賃貸物件を購入し、家賃収入を得る不動産投資は、他の方法と比べて利回りが高いのが特徴の一つです。一方で、家賃収入は、入居者がいて始めて継続するものであり、入居者の引越しが相次ぎ発生した場合は、家賃収入も大きく下がることになるため、ハイリスクハイリターンな投資方法とも言えます。さて、このような特徴をもつ不動産投資ですが、利回りの相場はどの程度なのでしょうか。

物件の種類に依拠するところが大きいですが、概ね8から10%ほどのようです。高い物件であれば、最高で15%程度のものもありますが、稀であり先ほども記載した家賃変動の恐れもあるため、相場をかけ離れるものは慎重に購入の判断をするように留意しましょう。